海外FXには、さまざまな国や地域で発行された金融ライセンスがあります。ライセンスの種類や発行元の規制当局を知ることで、それらを保有する業者の安全性をある程度測れるようになります。
この記事では、海外FXトレーダーとして押さえておきたい金融ライセンスの基本とともに、各国・地域で発行されている17種類のライセンス情報を紹介します。
人気業者が保有するオフショアライセンスの特徴や注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 海外FXの金融ライセンスとは、海外FX業者が日本以外の国で取得した金融ライセンスのこと
- 取得するのが難しい金融ライセンスを保有している海外FX業者は信頼性が高い
- 一般的にNFA(アメリカ)、FCA(イギリス)、FINMA(スイス)などの欧米の金融ライセンスは取得が難しい
- 海外FX業者が金融庁に登録しないのは、金融庁が禁止している「ハイレバレッジ」と「ゼロカットシステム」を提供するため
各業者の安全性も考慮した総合的におすすめの海外FX業者を「海外FXのおすすめ人気業者比較ランキング」にまとめています。よろしければそちらもあわせてご覧ください。
海外FXの金融ライセンスとは?
海外FXの金融ライセンスとは、海外FX業者が日本以外の国で取得した金融ライセンスを指します。
金融ライセンスを発行する国や地域によって取得要件が異なるため、海外FX業者が保有する金融ライセンスはその業者の安全性を測る目安にもなっています。
| 取得が難しい | 取得がかんたん |
|---|---|
| NFA(アメリカ) FCA(イギリス) FINMA(スイス) | FSA(セーシェル) CIMA(ケイマン諸島) BVIFSC(バージン諸島) |
欧米のように取得が難しい金融ライセンスでは、過当投機を防止するためのレバレッジ規制や、経営破綻時にユーザーの資産を保護する仕組みの導入が義務づけられています。
一方で、規制が緩い国や地域で発行される金融ライセンスは、レバレッジなどの取引条件に制限がなかったり、ユーザーの資産管理を銀行に任せていなかったりと、安全性が低い場合があります。
続いて、海外FXに関する3つの内容を確認しましょう。
金融ライセンスを取得するメリット
海外FX業者は金融ライセンスを取得することで、各国の法律や規制を遵守していることをユーザーに伝えられます。
業者みずからが規制当局の監督下に入り、一定の安全基準を満たしたと証明されるため、ユーザーからの信用度向上が期待できます。
規制当局には一般的に以下の使命があるため、海外FX業者には規律ある行動が求められます。
- 消費者保護の強化:情報提供とリスク開示により、不正取引や詐欺から守る
- 法令遵守の厳格化:法律や規制を遵守することで、法的な保護を約束する
- 市場の透明・安定性の向上:取引や運用状況の報告により、健全な市場を保つ
海外FX業者の立場からすると、金融ライセンスを保有する業者がルールを守っていることを規制当局に証明してもらうことで、ユーザーから「大切な資金を預けても安心」と認められる効果を期待できます。
海外FX業者が金融ライセンスを取得・保有するにあたり、規制当局は以下のような要件を定めています。
- オフィス設置と人員配置で実在証明
- 分別管理の推進と預託先の指定
- 顧客からの苦情記録と保管
- 倒産した場合の預金保護の導入
- FXおよびCFD商品のリスク開示
- 最良価格で顧客の注文を約定
- マージンコールとロスカットの執行
- レバレッジ制限の適用とゼロカットの執行
- ボーナス等の金銭的インセンティブの禁止
- 取引履歴・資本状況などの定期報告
通常、国際的な評価が高い金融ライセンスほど、規制当局からの要件は厳しくなります。定期的に監査を行い問題がなければライセンスは継続しますが、要件を満たせなければ基本的にライセンスが取り消されます。
つまり海外FX業者としては、取得・保有の条件が厳しい金融ライセンスを保有するほど、資産管理が安全で公平な取引を提供する業者として認められやすくなります。
海外FX業者が日本の金融庁に登録しない理由
海外FX業者が日本の金融庁に登録しないのは、国内FXでは提供できない優れたサービスを維持するためです。
- 25倍を超えるハイレバレッジ
- マイナス金額を補填するゼロカット
日本の法律(金融商品取引法)では、ハイレバレッジとゼロカットの提供が禁止されています。さらに景品表示法の規制により、高額ボーナスやキャッシュバックの上限も制限されます。
金融庁に登録しないことで、海外FX業者は「レバレッジの上限なし」「ゼロカットで追証なし」「高額ボーナスで無料体験」といった海外FXならではの強みを活かせます。
オフショアライセンスで活動する海外FX業者
FXサービスを提供するには、その国の規制を守ることを条件に、規制当局(日本なら金融庁)から許可を得る必要があります。
欧米・豪州・日本の規制当局は、自国のライセンスを保有する事業者が他国で営業することを一般的に許可していません。
しかし、オフショアの規制当局は他国で海外FXを営業することを一般的に禁止していません。
海外FX業者にとっては都合がよく、便宜上、規制当局の監査によって一定の安全性が担保されたかたちとなり、インターネット上でFXやCFDを提供しやすくなります。
海外FXの金融ライセンス17種類を解説
人気の海外FX業者が保有するオフショアの金融ライセンスと、欧米・オセアニア・日本のライセンスに分けて紹介します。
- モーリシャス金融サービス委員会(FSC Mauritius)
- セーシェル金融サービス庁(FSA Seychelles)
- バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)
- ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC Belize)
- イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)
- ケイマン諸島金融庁(CIMA)
- バハマ証券委員会(SCB)
- 南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)
- ケニア資本市場庁(CMA)
- 全米先物協会(NFA)
- 欧州証券市場監督機構(ESMA)
- 英国金融行為規制機構(FCA)
- スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
- ニュージーランド金融市場庁(FMA)
- 金融庁(FSA Japan)
国や地域ごとの規制の度合いを解説したうえで、それぞれのライセンスを保有する海外FX業者をまとめています。
モーリシャス金融サービス委員会(FSC Mauritius)

| 正式名称 | Financial Services Commission |
| 設立年 | 2001年 |
| 所在地 | FSC House, 54 Cybercity Ebene, 72201 Mauritius |
| 所管する法令 | Financial Services Rules 2008(毎年改正)など |
| 使命 | 銀行を除く金融商品の投資家の保護金融システムの健全性と安定性の確保資本市場の公平・効率・透明性の促進 |
| 登録確認 | FSCライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.fscmauritius.org/ |
モーリシャス金融サービス委員会(FSC Mauritius)は、銀行を除く金融サービス部門とグローバルビジネス部門の規制機関を統合し、2001年に設立されました。
モーリシャスが健全で競争力のある国際的な金融サービスの拠点として認められるため、主に以下の取り組みを行っています。
- 金融システムの健全性と安定性の確保
- 金融犯罪と不正行為を抑制して投資家を保護
- 資本市場の公平・効率・透明性の向上と発展の促進
FSC Mauritiusは国際規範に適合するため、国際機関への加盟を通じた協同活動にも積極的です。
証券監督者国際機構(IOSCO)、保険監督者国際機構(IAIS)、国際年金監督者機構(IOPS)
国際犯罪への対策も他国と歩調を合わせており、マネーロンダリング対策およびテロ資金供与対策(AML/CFT)では国際基準に従っています。
海外FX業者の金融ライセンスは、主にFinancial Services Rules 2008(毎年改正)に基づいて各種手続きが進められます。
モーリシャスの金融ライセンスを保有する海外FX業者
モーリシャスの金融ライセンスで日本向けにサービスを提供する海外FX業者は以下の通りです。
| 海外FX業者 | 登録号 | 登録名称 |
|---|---|---|
| XMTrading | GB20025835 | Fintrade Limited |
| FXPro | GB21026568 | PRIME ASH CAPITAL LIMITED |
セーシェル金融サービス庁(FSA Seychelles)

| 正式名称 | The Seychelles Financial Services Authority |
| 設立年 | 2013年 |
| 所在地 | Bois De Rose Avenue, P.O. Box 991 Victoria, Mahe, Seychelles |
| 使命 | ・銀行を除く金融サービスの投資家保護の強化 ・金融市場の健全性を持続しながら成長を促進 |
| 所管する法令 | Financial Services Authority Act, 2013など |
| 登録確認 | FSAライセンス検索ページ(*1) |
| 公式サイト | https://fsaseychelles.sc/ |
(*1)画面右上の検索欄に業者名を入力してください。
セーシェル金融サービス庁(FSA Seychelles)は、銀行を除く金融サービス業者を監督する機関です。国際貿易・フィンテック・保険などの規制整備から消費者の保護・教育まで、幅広い役割を担っています。
国際的な活動にも積極的で、税金に関するOECD/G20包括的枠組みへの参画がその一例です。OECDは57の優遇税制のデメリットに関する評価を承認したうえで、セーシェルが有害税制に対抗するための要件を満たしたと認めています。
不正行為などの金融犯罪を防止するため、国際機関と協力しながらマネーロンダリング対策・テロ資金供与対策にも注力しています。
セーシェルはアフリカ東部・南部の国々で構成された反マネーロンダリンググループの一員でもあり、FATFのガイドラインに従うことを約束しています。
セーシェルの金融ライセンスを保有する海外FX業者
セーシェルの金融ライセンスで日本向けにサービスを提供する海外FX業者は以下の通りです。
| 海外FX業者 | 登録番号 | 登録名称 |
|---|---|---|
| XMTrading | SD010 | TRADEXFIN LIMITED |
| Exness | SD025 | Exness (SC) Ltd |
| FXGT | SD019 | 360 Degrees Markets Limited |
| Windsor Brokers | SD072 | Windsor Brokers International Ltd |
| IC Markets | SD018 | Raw Trading Ltd |
バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)

| 正式名称 | Vanuatu Financial Services Commission |
| 設立年月 | 1993年12月 |
| 所在地 | Companies House PMB 9023 Rue Bougainville Port Vila, Vanuatu |
| 所管する法令 | Dealers In Securities(Licensing)Actなど |
| 使命 | 法律を遵守し、国際基準に従った金融業界の監督 |
| 登録確認 | VFSCライセンス検索ページ(*1) |
| 公式サイト | https://www.vfsc.vu/ |
(*1)検索ページは時間が経過すると無効になります。画面左上の「Registry Services」内の「INTERNATIONAL COMPANIES」が該当します。
バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)は1993年12月に設立された機関で、金融サービス業界の監督やライセンスの登録・管理を担っています。
VFSCが自国で果たす重要な任務は以下のとおりです。
- 不正・違法行為からバヌアツ経済および国民の財産を保護する
- 金融ビジネスの中心地としてバヌアツの国際的な評価を高める
- 金融事業の監督・規制について国の代表として国際的に活動する
- バヌアツ政府に金融事業の法規制に関する助言と援助を提供する
バヌアツ政府や国際機関と連携した活動のほか、海外FXについては2019年の規制強化が注目されました。
- 賠償責任保険への加入
- バヌアツに事務所を構える
- 取締役は5年以上の証券取引経験が必要
- 経営者/取締役が年間6ヶ月間バヌアツに滞在
この追加規制により、ペーパーカンパニーのまま海外FXを提供できなくなったことで、信頼できるオフショアライセンスとしての評価が高まりました。
バヌアツの金融ライセンスを保有する海外FX業者
バヌアツの金融ライセンスで日本向けにサービスを提供する海外FX業者は以下の通りです。
| 海外FX業者 | 登録番号 | 登録名称 |
|---|---|---|
| TitanFX | 40313 | TITAN FX LIMITED |
| ThreeTrader | 40430 | THREETRADER GLOBAL LIMITED |
| FBS | 14812 | MITSUI MARKETS LIMITED |
ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC Belize)

| 正式名称 | The Financial Services Commission |
| 設立年月 | ー |
| 本拠地 | 6130 Iguana Avenue, Mountain View Area, City of Belmopan, Belize, CA |
| 使命 | 消費者を保護し、国際金融センターとしての評価を高め、優良企業による適正な商慣行を促進する |
| 主な法令 | Financial Services Commission Actなど |
| 登録確認 | FSC Belizeライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.belizefsc.org.bz/ |
ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC Belize)は、2021年の証券業法の成立に伴い、以前の国際金融サービス委員会(IFSC)が改組されて発足した機関です。
銀行を除く金融セクターで国際的な監督基準を満たすため、国内の金融機関および国際パートナーと協力し、以下の取り組みを進めています。
- 金融サービスの中心地として資本形成と経済成長を促進する
- 政策を策定し、金融サービスの規制に関して政府に助言と援助を提供する
- 国民や国内外の投資家をリスクから保護し、資本市場の発展と信頼を促進する
ベリーズは平和な民主主義国家であり、政府自らが金融サービスの成長と発展の維持に取り組んでいます。
規制当局はベリーズがオフショア投資の選択肢となることを目指しており、税制優遇と緩やかな規制の下で、自国の財団や金融機関とパートナーシップ体制を整え、海外の事業者を積極的に受け入れています。
ベリーズの金融ライセンスを保有する海外FX業者
ベリーズの金融ライセンスで日本向けにサービスを提供する海外FX業者は以下の通りです。
| 海外FX業者 | 登録番号 | 登録名称 |
|---|---|---|
| AXIORY | 000122/405 | AXIORY GLOBAL LTD. |
| GeneTrade | 000270/436 | GENIUS TRADING LTD. |
イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)

| 正式名称 | British Virgin Islands Financial Services Commission |
| 設立年月 | 2001年12月 |
| 所在地 | 18 Pasea Estate Road Road Town, TORTOLA, VG1110 BRITISH VIRGIN ISLANDS |
| 使命 | 十分に法規制された国際金融センターとしての機能を維持し、経済的な利益を保護する |
| 主な法令 | BVI BUSINESS COMPANIES ACTなど |
| 登録確認 | BVIFSCライセンス検索ページ(*1) |
| 公式サイト | https://www.bvifsc.vg/ |
(*1)画面右上の検索欄に海外FX業者の運営会社名を入力してください。海外FX業者名や登録番号では表示されません。
イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)は、カリブ海の西インド諸島に位置するイギリス領土の島々で、金融事業を監督する機関です。
タックスヘイブンとしても知られており、2016年に法律事務所から流出して世界を騒がせたパナマ文書には、富裕層が資産を隠す目的でバージン諸島を利用した記録が残されています。
優遇税制に関して国際機関との協調には消極的ですが、金融犯罪に対してはマネーロンダリング対策・テロ資金供与対策として3カ年計画を打ち出し、国際連合安全保障理事会の決定を遵守しています。
BVIFSCは銀行・受託・投資・保険業務のほか、倒産処理、法人登記・管理、知的財産の保護に至るまで幅広い役割を担っています。
ただし、規制当局は海外FX業者を厳しく規制していません。BVIFSCライセンスであれば、ハイレバレッジや高額ボーナスのインセンティブ付与を海外FX業者が自由に決められます。
バージン諸島の金融ライセンスを保有する海外FX業者
バージン諸島の金融ライセンスで日本向けにサービスを提供する海外FX業者は以下の通りです。
| 海外FX業者 | 登録番号 | 登録名称 |
|---|---|---|
| easyMarkets | SIBA/L/20/1135 | EF Worldwide Ltd |
| IFC Markets | SIBA/L/14/1073 | IFCMARKETS. CORP. |
| iFOREX | SIBA/L/13/1060 | Formula Investment House Ltd. |
ケイマン諸島金融庁(CIMA)

| 正式名称 | Cayman Islands Monetary Authority |
| 設立年月日 | 1997年1月1日 |
| 所在地 | SIX, Cricket Square, Elgin Avenue, Grand Cayman |
| 使命 | 金融サービス業界の健全性の保護と強化 |
| 主な法令 | ANTI-MONEY LAUNDERING REGULATIONS (2023 Revision)など |
| 登録確認 | CIMAライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.cima.ky/ |
ケイマン諸島金融庁(CIMA)は、銀行・証券取引業者・保険会社など多様な金融機関を監督・規制し、業界の健全性と国際的な信頼性の確保に努めています。
CIMAの主な役割は、金融サービス業者へのライセンス発行、規制基準の設定と強化、金融取引の透明性と信頼性の向上など多岐にわたります。
ケイマン諸島は、所得税や法人税の税率をゼロか極めて低く設定するタックスヘイブンとしても有名で、海外法人の誘致が外貨獲得の有力な手段となっています。
米国の証券取引委員会(SEC)や英国金融サービス庁(FSA)などとも協定を締結しており、金融センターとしての国際的な地位を高める役割をCIMAが担っています。
ケイマン諸島の金融ライセンスを保有する海外FX業者
ケイマン諸島の金融ライセンスで日本向けにサービスを提供する海外FX業者は以下の通りです。
| 海外FX業者 | 登録番号 | 登録名称 |
|---|---|---|
| Tradeview Ltd. | 585163 | EF Worldwide Ltd |
| Vantage | 1383491 | Vantage International Group Limited |
バハマ証券委員会(SCB)

| 正式名称 | Securities Commission of the Bahamas |
| 設立年 | 1995年 |
| 所在地 | Poinciana House-North Building, 2nd Floor, 31A East Bay Street, P.O. Box N- 8347, Nassau, The Bahamas |
| 使命 | 投資家と消費者を保護し、金融サービス業界における健全な規制慣行を浸透させることで持続的な成長を促進し、経済発展に貢献する |
| 所管する法令 | Financial and Corporate Service Providers Act, 2020(FCSPA, 2020) |
| 登録確認 | SCBライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.scb.gov.bs/ |
バハマ証券委員会(SCB)は、証券やFXなどデリバティブ取引に加え、近年注目を集めるデジタル資産(仮想通貨など)や炭素クレジット取引の監督も担っています。
SCBは投資家保護・公正かつ透明性のある市場の維持・システミックリスクの軽減などを目的とし、主に以下の活動を行っています。
- 資本市場に関するあらゆる事項を大臣に助言
- 資本市場の監視、証券の公正かつ公平な取引の確保
- 投資家に正確で公正かつ効率的な情報開示の促進
- 金融犯罪や不正行為などから資本市場の健全性を保護
上記のようなバハマ国内の金融市場における活動に加え、証券監督国際機構(IOSCO)やカリブ海の証券規制当局グループ(CGSR)と協力し、国境を越えた証券詐欺を撲滅する取り組みにも積極的に参加しています。
南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)

| 正式名称 | Financial Sector Conduct Authority |
| 設立年 | 2018年4月 |
| 所在地 | Riverwalk Office Park, Block B, 41 Matroosberg Road, Ashlea Gardens, PRETORIA, 0081 |
| 使命 | 顧客中心で競争力のある金融市場の発展を促進する |
| 所管する法令 | Financial Sector Regulation Act(FSR Act)など |
| 登録確認 | FSCAライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.fsca.co.za/ |
南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)は、法律(FSR Act)に基づき規制対象となる金融商品・サービスを提供する全ての金融機関を監督しています。
以下5つの戦略目標を通じて、南アフリカの包括的かつ持続可能な経済成長を支援しています。
- 金融市場の安定性を確保する
- 顧客のリテラシー向上に役立つ情報を提供する
- 金融市場へのアクセスを改善して変革を推進する
- 強固な規制枠組みを通じて公正かつ透明な取引を促進する
- 技術革新を通じて金融市場の効率性かつ完全性を維持する
このほかFSCAは、年金監督者の国際機関(IOPS)を含む5つの国際組織のメンバーとしても活動しており、国際的に信頼性の高い金融市場の実現を目指しています。
なお南アフリカ共和国は、マネーロンダリング・テロ資金供与対策に不備があるとしてFATFのグレーリストに入っていますが、国際機関と協力しながら各種対策に取り組んでいます。
ケニア資本市場庁(CMA)

| 正式名称 | Capital Markets Authority |
| 設立年 | 1989年 |
| 所在地 | Embankment Plaza, 3rd Floor Longonot Road, off Kilimanjaro Avenue, Upperhill P.O Box 74800 – 00200 Nairobi,Kenya |
| 使命 | 堅牢な規制・イノベーションの支援・投資家保護の強化を通じて、ケニアの資本市場を投資家と企業にとって第一の選択肢にする |
| 所管する法令 | Capital Markets Actなど |
| 登録確認 | CMAライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.cma.or.ke/ |
ケニア資本市場庁(CMA)は、主に資本市場法(Capital Markets Act)に基づき、海外FX業者をはじめとする事業者や取引所を監督しています。
1989年に独立した公的機関として設立され、資本市場の公正性・透明性の維持と発展のために以下の取り組みを行っています。
- 投資家の保護と教育
- 資本市場の商品・サービスの発行の規制
- 資本市場の仲介業者のライセンス供与と監督
- 新製品や制度の研究を通じて市場開拓を推進
CMAは情報発信に積極的で、2018年から2023年の戦略計画には、強化された規制と技術革新、そして投資家支援を通じたケニア市場発展の具体策がまとめられています。
CMAが発行する四半期ごとの資本市場健全性レポートと定期的な金融セクター安定性レポートにより、国際金融センターとしてのケニア市場を定量的に評価できます。
全米先物協会(NFA)

| 正式名称 | National Futures Association |
| 設立年月日 | 1981年9月22日 |
| 所在地 | 【シカゴオフィス】320 South Canal, Suite 2400 Chicago, IL 60606 【ニューヨークオフィス】One New York Plaza, #4300 New York, NY 10004 |
| 使命 | デリバティブ市場の健全性を守り、投資家を保護し、NFAメンバーが規制上の責任を確実に果たせるようにする |
| 所管する法令 | Commodity Exchange Act(CEA)など |
| 登録確認 | NFAライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.nfa.futures.org/ |
National Futures Association(NFA)は、アメリカの商品先物およびFX市場に参加するブローカー・ディーラー・ファンドのライセンス登録ならびに監督を行う自主規制機関です。
FXで事業を行う全ての事業者がNFAへの登録を義務付けられており、メンバーはCFTCの規制要件や連邦法も遵守しなければなりません。
NFAは米国デリバティブ市場の健全性と透明性を保ち、市場参加者が法令を遵守するよう以下の取り組みを行っています。
- NFAメンバーの業務実態の調査
- 市場参加者に教育リソースの提供
- 国際機関と国際金融市場の規制体制を強化
海外FX業者がNFAライセンスを取得するには、経歴の徹底的な調査を受けたうえで、法令のCEAで定められた適合性基準を満たす必要があります。
欧州証券市場監督機構(ESMA)

| 正式名称 | European Securities and Markets Authority |
| 設立年月日 | 2011年1月1日 |
| 所在地 | ESMA 201-203 Rue de Bercy 75012 Paris |
| 使命 | ・個人投資家保護の強化 ・EU金融市場の監督強化 ・金融市場の効率と安定促進 |
| 所管する法令 | MiFIDII、MiFIRなど |
| 登録確認 | ESMAは金融ライセンスを発行していません |
| 公式サイト | https://www.esma.europa.eu/ |
欧州証券市場監督機構(ESMA)はEU全域で一貫した規制と監督の方法を推進しており、EU加盟国の監督当局(ライセンス発行元)は、ESMAが決定した規制を概ね採用しています。
ESMAは政治的に独立した機構ですが、欧州議会などの要請に応じて理事会や委員会に出席しています。また、自身の活動に関する年次報告書などを通じて、公正かつ透明性のある運営を維持しています。
EUの金融市場にはMiFID II(第二次金融商品市場指令)という規制の枠組みがあり、MiFIR(金融商品市場規制)をはじめとする各種規制が定められています。
ESMAは各国の監督当局と連携し、MiFID IIならびにMiFIR等の各種規制を金融サービス業者が遵守しているかを監督しています。こうした取り組みを通じて、欧州の金融市場の透明性と安定性の維持に貢献しています。
英国金融行為規制機構(FCA)

| 正式名称 | Financial Conduct Authority |
| 設立年月日 | 2013年4月1日 |
| 所在地 | 本社:12 Endeavour Square London E20 1JN |
| 使命 | 消費者利益の保護公正かつ効率的な競争促進金融システムの健全性を維持 |
| 所管する法令 | Financial Services and Markets Act 2000(FSMA)、MiFID IIなど |
| 登録確認 | FCAライセンスの検索ページ |
| 公式サイト | https://www.fca.org.uk/ |
英国金融行為監視機構(FCA)は金融ライセンスの審査基準がきわめて厳しく、国際的にも高い評価を受ける規制当局の一つです。
FCAライセンスを取得するには、CASS(顧客資金取扱規程)に従い、FSCS(金融サービス補償スキーム)の要件を満たす必要があります。
CASSはFCAが金融サービス業者に設けた規定です。業者に対して顧客資産の分別管理を義務づけており、万が一経営破綻した場合でもユーザーの資産が直接返還される仕組みが整えられています。
CASSの規定により、業者はFCAへ毎月ユーザーの資産状況を報告しなければなりません。さらにCASS分類に基づき、ユーザーの資産規模に応じて業者に求められる保有資産額が定められています。
FCAは業者の保有資産状況をもとに規制介入できるため、ユーザーの資産保護が強化されています。
一方の金融サービス補償スキーム(FSCS)は、銀行・証券・保険・年金等、9つの業態にわたる金融サービスの消費者に対する統合的な補償制度(*1)です。
(*1)FXをはじめとしたデリバティブ商品はFSCSの補償対象に明示されていません。
リーマンショックが起きた2008~2009年には、5つの銀行の処理に際して総額230億ポンドが400万口座以上の預金者を対象に支払われています。
スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)

| 正式名称 | Swiss Financial Market Supervisory Authority |
| 設立年 | 2009年1月1日 |
| 所在地 | Laupenstrasse 27, 3003 Bern |
| 主な法令 | Financial Market Supervision Act(FINMASA)、MiFID IIなど |
| 使命 | 金融市場における顧客の資産保護と金融機関の国際的な競争力の維持の両立 |
| 登録確認 | FINMAライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.finma.ch/ |
スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)は、制度・機能・財政のすべてにおいてあらゆる組織から独立しており、スイスの金融業界で効果的な規制・監督を行える機関です。
FINMAはスイス議会や政府からも指示を受けませんが、議会による監視は受けています。そのため、議会からの要望に応じて活動の説明責任を果たす義務があることも、スイスの金融業界の健全性に大きく寄与しています。
さらに、FINMAが経済的に自立している点も重要です。活動資金は規制業務の際に課す賦課金や手数料から得ており、FINMAの会計はその他の監査局によって検査されることで経営の透明性が保たれています。
なお、スイスの預金保護制度による補償金額の上限は10万スイスフランです。国民の資産形成に関する商品(*1)が対象となります。
(*1)FXやCFDなど投機性の高い商品は補償の対象外です。
キプロス証券取引委員会(CySEC)

| 正式名称 | Cyprus Securities and Exchange Commission |
| 設立年月日 | 2001年 |
| 所在地 | 19 Diagorou Str. CY-1097 Nicosia |
| 使命 | 投資家の保護と証券市場の健全な発展を確保するための監督 |
| 所管する法令 | CySEC Laws、MiFID IIなど |
| 登録確認 | CySECライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.cysec.gov.cy/home/ |
キプロス証券取引委員会(CySEC)は、証券取引や投資サービスを提供する金融事業者を監督する規制機関です。
2004年にキプロスがEUへ加盟して以降、CySECはMiFID(*1)に準拠しつつも比較的緩やかな規制で金融市場にアプローチしてきました。その結果、EU域内での金融事業を目的とする事業者にとって、主要な金融ライセンス取得先となっています。
(*1)EU域内の金融・資本市場に係る包括的な規制、2018年1月以降はMiFID IIが施行されています。
2008年の金融危機を契機に世界的な規制見直しが進み、CySECでも規制強化が実施されました。2023年現在、CySECはMiFID IIに準拠し、世界でも有数の厳格な審査基準で国際的に認められた金融ライセンスを発行しています。
CySECは投資家の金銭的損害を補償するために投資家補償基金(ICF)を設立しており、最大2万ユーロの補償(*2)が受けられます。
(*2)一般的にFXやCFDなどのデリバティブ商品は対象外のため、個別の問い合わせが必要です。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)

| 正式名称 | Australian Securities and Investments Commission |
| 設立年 | 1991年オーストラリア証券委員会 (ASC) として運営を開始し、1998年に現名称に改名 |
| 所在地 | ・キャンベラオフィス:Hub AustraliaCivic Quarter Level 1, 68 Northbourne Ave Canberra ・その他7つオフィスあり |
| 使命 | 不正行為を規制する一方で金融システムの発展を促進し、国民が安定的な経済生活を送れるように支援する |
| 所管する法令 | Australian Securities and Investments Commission Act 2001(ASIC Act)など |
| 登録確認 | ASICライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://asic.gov.au/ |
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、株式や債券などの証券取引を規制・監督する組織に代わり、1991年にオーストラリア証券委員会(ASC)として運営を開始しました。
その後、国民保険・預金受領・退職年金の健全な運用と保護を目的として、1998年に現名称のASICへ改名しています。
海外FXで注目されるASICの方針転換は、2021年3月から開始したデリバティブ商品の新たな規制です。2018年に欧州証券市場監督機構(ESMA)が金融市場に適用した規制と調和する内容であり、特に以下2つの規制はユーザーが離れる原因になったといえます。
- 最大レバレッジ30倍に制限
- ボーナスなどの金銭的インセンティブの禁止
同時に海外FX業者には「ゼロカットシステムの導入」が義務化されたことから、ASICのユーザー保護に対する姿勢が強く表れています。
ニュージーランド金融市場庁(FMA)

| 正式名称 | Financial Markets Authority |
| 設立年 | 2011年 |
| 所在地 | 【ウェリントンオフィス】 Financial Markets Authority, Level 2, 1 Grey Street, Wellington 【オークランドオフィス】Financial Markets Authority Level 5, Ernst & Young Building, 2 Takutai Square, Britomart, Auckland |
| 使命 | 公正・透明・効率的な金融市場の発展を目指し、企業・投資家・消費者の市場参加を促進する |
| 所管する法令 | Financial Markets Conduct Act 2013(FMC Act)など |
| 登録確認 | FMAライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.fma.govt.nz/ |
ニュージーランド金融市場庁(FMA)は、政府との関係を保ちながらも独立的に金融市場を規制する機関として2011年に設立されました。主な取り組みは以下のとおりです。
- 金融機関の規制・監督
- 企業と個人の違反や不正行為の調査と法執行
- 消費者が適切な投資判断をするための公正な情報提供
- 金融業界が顧客を公平に扱い、法律を遵守するためのガイダンス
公式サイトには一般消費者に向けた情報が多く掲載されており、事業者の評価方法についても説明されています。
- モニタリングレビューを実施して事業者が義務を遵守しているかを評価
- 特定テーマに関して企業の活動を調査するためのテーマ別レビューを実施
- 市場参加者からの情報(苦情など)の収集と対処
そのほかにも詐欺に関する豊富な情報や苦情の受付窓口の丁寧な案内があり、消費者目線の情報発信に力を入れていることがうかがえます。
なお、海外FX業者は法令のFMC Actに基づいて金融ライセンスを取得する必要があります。
金融庁(FSA Japan)

| 正式名称 | 金融庁/ Financial Services Agency |
| 設立年 | 2000年7月 |
| 所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-1 中央合同庁舎第7号館 |
| 使命 | ・金融の円滑化 ・金融システムの安定 ・利用者の保護と利用者利便の向上 |
| 所管する法令 | 金融商品取引法など |
| 登録確認 | 金融庁のライセンス検索ページ |
| 公式サイト | https://www.fsa.go.jp/ |
金融庁(Financial Services Agency)は民間の金融機関や国際機関と連携し、日本国民に質量ともに充実した金融サービスを届けるうえできわめて重要な役割を担っています。
私たちが金融庁を身近に感じる取り組みとして、2024年から始まる新NISA制度があげられます。老後2,000万円問題や人生100年時代が話題となったころから、日本でも資産運用への機運が高まっています。
海外FXについては、金融庁の無登録業者(*1)に対する警告書の発出をはじめ、日本での営業を許さない厳しい対応に注目が集まります。
(*1)金融商品取引法に定められている金融商品取引業者として登録をしていない事業者
使命に掲げる利用者保護の観点から、日本居住者の資産を守る役割を踏まえれば、海外FX業者を利用しないよう注意喚起することにも納得できるでしょう。
なお「海外FX業者が金融庁に登録しない理由」も参考にしてください。
海外FX業者の金融ライセンスを調べる方法
海外FX業者が保有する金融ライセンスを、発行元(規制当局)の公式サイトで調べる方法を説明します。
2023年現在、マイナー業者による規制当局の名称の不正利用が確認されており、過去には偽造ライセンスを掲載していた事例もあります。
正確な情報を得るには自ら発行元で調べる必要があるため、今回はXMTrading(エックスエム)が保有する金融ライセンスを例に説明します。
まずは海外FX業者の公式サイトで3つの情報を確認します。
- サービス運営会社の名称
- 金融ライセンスの発行元
- 金融ライセンスの登録番号
公式サイトの最下部までスクロールすると、3つの情報が掲載されています。

XMの金融ライセンス情報は以下の通りです。
Tradexfin Limitedは、証券ディーラーライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁(FSA)により規制されています。(後略)
引用:XMTrading
Fintrade Limitedは、証券ディーラーライセンス番号GB20025835の下、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)より、規制されています。(後略)
XMは「Tradexfin Limited」と「Fintrade Limited」の共同運営です。それぞれの規制当局は、前者がセーシェル金融庁(FSA)、後者がモーリシャス金融サービス委員会(FSC)となっています。
今回は、金融ライセンスの検索ページが用意されているFSCで説明します。
FSCライセンスの検索ページにアクセスし、「Name」にXMの運営会社である「Fintrade Limited」を入力すると、検索結果に登録情報が表示されます。

金融ライセンスの登録番号を基に発行元の公式サイトから調べることで、海外FX業者に関する偽りのない情報を得られます。
海外FXの金融ライセンスに関する注意点
海外FXの金融ライセンスに関する注意点を解説します。
信託保全が義務ではない
日本向けの海外FX業者が保有する金融ライセンスは、一般的に信託保全が義務になっていません。
業者が経営破綻した場合、ユーザーの資産である「入出金額・確定済み運用損益・未決済の評価損益」が返還される保証はありません。
多くの海外FX業者は、分別管理により銀行で完全に保護されると謳っています。しかし基本的に業者が資金に手を付けられる状態であり、倒産時には差し押さえの対象にもなります。
分別管理先が非公表であることや、信託保全であっても信託スキームが不明なケースがあるため、大きな金額を預けたままにしないよう注意しましょう。
海外FXの信託保全については別ページに詳しくまとめています。
金融ライセンス保有業者でもトラブル発生
金融ライセンスを保有する海外FX業者であっても、ユーザーとのトラブルは発生しています。規制当局の監督下にあるからといって、安全が保証されるわけではありません。
X(旧Twitter)やYAHOO!知恵袋には、出金拒否や約定遅延などの報告が寄せられています。国民生活センターや金融庁が運営する相談室にも、海外FX業者とのトラブルに関する相談が見受けられます。
金融ライセンス発行元の規制当局による監査基準には差があります。一部のオフショアでは、事業者の定期的な実態調査さえ行われていないとみられます。
信頼性の低いライセンスしか持たないマイナー業者ほどトラブルに巻き込まれやすいため、詐欺防止の観点からも主要業者を利用するようにしましょう。
SVGFSAは金融ライセンスを発行していない
SVGFSA(セントビンセントおよびグレナディーン諸島金融サービス庁)は、海外FX業者に金融ライセンスを発行していません。
ネット上で見かける「SVGFSAの金融ライセンス」といった情報は誤りです。2023年9月に公表された規制当局からの注意喚起を確認しましょう。

上記の和訳は以下の通りです。
重要なお知らせ
ライセンスのない外国為替/バイナリーオプション
外国為替取引のブローカー活動は、セントビンセントおよびグレナディーン諸島でライセンスが付与されていません。
当局が注意を呼びかける理由は、一部の海外FX業者が自社サイトでSVGFSAで金融ライセンスを取得したかのような誤解を招く表現をしているからです。
多くの場合、SVGFSAで取得できるライセンスの一つである、国際的に事業を行うためのIBCライセンスを指しています。対象業者は金融サービスに関する適切な規制を受けていないため、注意が必要です。
オフショアライセンスも規制強化の動き
オフショアの一部の監督機関は、規制を強化しています。安い税金・緩い規制・秘密保持を売りにしてきた結果、国際的な金融犯罪に悪用されるケースが増え、世界各国からの批判が目立つようになりました。
セーシェル金融サービス庁は有害税制に対抗するための要件を満たし、税務上の透明性と情報交換に関する活動(*1)にも積極的です。
(*1)OECDのグローバルフォーラムおよびOECD/G20包括的枠組みにも参加
バヌアツ金融サービス委員会は2019年の規制強化により、市場の公正性と健全性を促進し、魅力的な国際金融センターを目指す方向へ舵を切りました。
その他オフショアの監督当局もマネーロンダリング対策およびテロ資金供与対策(AML/CFT)に注力しており、不正・違法行為への規制が厳格に行われています。
海外FXトレーダーとしては、ハイレバレッジやゼロカットといった取引上のメリットを維持したまま、オフショアライセンスの安全性が向上していくことに期待しましょう。
海外FXの金融ライセンスに関するよくある質問
海外FXの金融ライセンスに関して、よくある質問と回答をまとめました。ぜひ参考にしてください。
- 海外FXの金融ライセンスの種類は?
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日本向けの海外FX業者に限定すれば、まずは6種類の金融ライセンスを押さえておけば十分です。発行元はモーリシャス・セーシェル・バヌアツ・ベリーズ・ケイマン諸島・イギリス領バージン諸島となります。
- 金融庁に登録している海外FX業者はある?
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金融庁に登録している海外FX業者はありません。ここでいう海外FX業者とは、日本居住者へのサービス提供が禁止されていない国や地域でライセンスを取得して活動する事業者を指します。
- 金融庁の無登録業者の利用は違法なの?
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金融庁の無登録業者を利用すること自体は違法ではありません。金融庁が警告しているのは、日本居住者を勧誘する海外FX業者に対してであり、利用者に対する規制ではないためです。
- 海外FX業者が日本で金融ライセンスを取得しない理由は?
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海外FX業者が日本で金融ライセンスを取得しない理由は、金融商品取引法によりハイレバレッジとゼロカットの提供が禁止されるためです。加えて、景品表示法の規制により高額ボーナスの上限も制限されます。
- モーリシャスの金融ライセンスとは?
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モーリシャスの金融ライセンスとは、モーリシャスで金融事業を営む際に必要な許可証のことで、モーリシャス金融サービス委員会(FSC Mauritius)が発行しています。
- セーシェルの金融ライセンスとは?
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セーシェルの金融ライセンスとは、セーシェルで金融事業を営む際に必要な許可証のことで、セーシェル金融サービス庁(FSA Seychelles)が発行しています。
- ベリーズの金融ライセンスとは?
-
ベリーズの金融ライセンスとは、ベリーズで金融事業を営む際に必要な許可証のことで、ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC Belize)が発行しています。
- ゲムフォレックスは金融ライセンスを取得してた?
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ゲムフォレックス(現Galaxy DAO)は金融ライセンスを取得せず、SVGFSA(セントビンセントおよびグレナディーン諸島金融サービス庁)から取得した国際事業会社としてのライセンスで活動していました。
- XMの金融ライセンスはセーシェルとモーリシャスのどっち?
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XMは2社による共同運営体制をとっており、セーシェルとモーリシャスの2か国から金融ライセンスを取得しています。「Tradexfin Limited」はセーシェルでライセンス番号:SD010にて登録し、「Fintrade Limited」はモーリシャスでライセンス番号:GB20025835にて登録しています。


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