FXで最も恐ろしいリスクは「口座残高を超える損失が発生すること」です。
実は国内FXでは、口座残高を超える損失がいわゆる追証(おいしょう)として請求される場合があります。
しかし海外FXでは、ゼロカットによって口座残高を超える損失が発生しません。
本記事では、暴落相場でも常に損失は口座残高の範囲で守られる海外FXのゼロカットを徹底解説します。
- 海外FXのゼロカットシステムとは、口座残高以上の損失が出た場合にマイナス分を業者が補填してくれる仕組み
- 海外ではゼロカットが一般的で「追証の心配がない」
- 国内FXは法律でゼロカットの提供が禁止されている
- 国内FXだと口座残高を超える損失も顧客が支払う
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罠はない?海外FXのゼロカットの注意点
ここでは、海外FXのゼロカットに関する注意点として以下の3つを解説します。
海外FXのゼロカットに罠はないのかと疑問を持つ初心者の方は多いです。
先に解説した通り、ゼロカットは顧客保護の制度であり、ヨーロッパなどでは法律で義務化されているほどです。
しかし、ゼロカット適用外となる注意事項もあるため、しっかり確認しておきましょう。
ゼロカットの悪用は禁止されている
海外FX業者では、ゼロカットの悪用が禁止されています。
ゼロカットを悪用すると、損失補填により業者側が一方的に損失を負担しなければならないためです。
具体的には、下記の取引方法がゼロカットの悪用として取り扱われます。
- 複数口座間の両建て
- 他社口座やグループ間で組織的に両建て
- 経済指標・要人発言の発表前後でのみ取引
- ハイレバレッジ取引でゼロカットを繰り返す行為
ルールに違反した場合、該当する取引のキャンセルや口座凍結といったペナルティが科されるため、十分に注意してください。
ゼロカットの発動タイミングは各社で異なる
意外と見落としやすいのが、ゼロカットの発動タイミングです。
業者によって、ゼロカットが発動するタイミングには下記のようなパターンがあります。
- マイナス残高が発生した場合に即時にゼロカットが発動
- 営業日の切り替え時間(早朝)にゼロカット発動
- 担当窓口へゼロカットを申請してから適用
業者によっては、ゼロカット適用前に口座へ入金すると入金分がマイナス分の補填に充てられるため、注意が必要です。
ボーナスがある場合、マイナス残高の補填に使われる
海外FXのボーナスキャンペーンで受け取ったクレジットは、クッション機能がある場合、口座の有効証拠金として扱われることが多いです。
そのため、現金残高がゼロを超えてマイナスになっても、ボーナスが残っているうちはボーナス残高からマイナス分が補填されます。
ただし、業者によっては現金残高が0=ゼロカットで、クレジットが全額消滅する場合もあるため注意が必要です。こうしたボーナス制度を「クッション機能なし」といいます。
海外FXのゼロカットのデメリットはない
トレーダーにとって、ゼロカットによるデメリットはありません。
ゼロカットはマイナス残高から顧客を保護する制度であり、トレーダー側が不利益を被ることはないためです。
一方、海外FX業者側にとっては、マイナス分を補填する負担が生じるため、ゼロカットの採用にはデメリットがあります。
損失を補填するゼロカットの仕組み上、海外FX業者はゼロカットを悪用する取引を禁止しています。
海外FXのゼロカットのメリットは2つ
海外FXのゼロカットには、具体的なメリットが2つあります。
ここでは、それぞれのメリットを詳しく確認していきます。
多額の追証リスクを避けられる
海外FXのゼロカットによるメリットは「多額の追証リスクを避けられること」です。
FXは相場の変動を利用して効率よく稼げる魅力があります。一方で、相場には常に急変動のリスクがあり、急落・急騰によって多額の損失を抱えるおそれがある点に注意が必要です。
ゼロカットがあれば、こうした不測の事態でも損失は必ず口座残高の範囲内に収まります。
ハイレバレッジ取引を行いやすい
海外FXには、少額資金のハイレバ取引で資金を何十倍にも増やす凄腕トレーダーが多く存在します。
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出典元:X
例えば10万円でハイレバ取引を行い、10倍の100万円を目指してトレードする場合でも、ゼロカットによって損失は10万円を超えません。
ハイレバ取引は追証のリスクを伴いますが、ゼロカットのある海外FXではリスクの上限を口座残高の範囲内に固定できることが強みです。
国内FXで請求される追証とは?
追証とは、FXで大きな損失を抱えるリスクにつながる制度の1つです。
国内FXでは、口座残高が不足してマイナスが発生した場合、その分を追証(追加証拠金)として顧客に請求します。
つまり、口座にある資金以上の損失をトレーダー自身が負担しなければならないのです。
実質の借金|国内FXで追証が請求される場面
国内FXで追証が請求されるのはどのような場面でしょうか。
ここでは、国内FXで追証が発生する2つの場面を解説します。
最悪の場合、追証はFX業者への実質の借金となります。
証拠金が不足してマージンコール発動
国内FXで追証が最初に発生するのは、証拠金が不足してマージンコールが発動したときです。
マージンコールとは、担保として預けている証拠金が不足し、追加資金の入金が求められる状態を指します。

マージンコール発動後も追証の入金がなく、証拠金維持率がさらに低下すると強制ロスカットが執行されます。
強制ロスカットが執行されると、保有中のポジションは強制的に決済されます。
損失が口座残高を上回った場合
マージンコールの発動後に強制ロスカットが行われても、損失が口座残高を上回った場合には追証が請求されます。
強制ロスカットが発動しても、ハイレバレッジで取引している場合や相場の変動が大きい場合、損失が口座残高を超えることは珍しくありません。

国内FXでは、口座残高を超える損失を顧客がマイナス分の追証として補填する仕組みです。
追証を支払うまでは国内FX業者がマイナス分を立て替えている状態となるため、追証は実質的な借金といえます。
海外FXはゼロカット採用で追証なし!
自己資金以上の損失となる追証は、海外FXでは発生しません。
マイナス残高をFX業者が補填するゼロカットが採用されているためです。
ここでは、海外FXのゼロカットについてポイントを分かりやすく解説します。
ゼロカットとは?
海外FXのゼロカットとは、口座でマイナス残高が発生した場合に、その不足分をFX業者が補填する制度です。

具体的には、下記の流れでゼロカットが行われます。
- 口座残高が100万円で含み損が90万円
- 相場が急変動し、含み損のポジションは強制ロスカットへ
- 強制ロスカットが発動するも、最終的な損失は110万円に
- 口座残高は-10万円のマイナス残高となった
- FX業者が10万円を補填(ゼロカット)で口座残高は0円へ
このように、ゼロカットを採用している海外FX業者では損失の補填を行い、マイナス分を0円へ相殺します。
国内FXではゼロカットが禁止
国内FXでは、法律によりゼロカットを提供できない仕組みになっています。
日本の金融商品取引法が適用される国内FX業者では、顧客の損失を補填する行為が禁止されているためです。
第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
二 有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補填し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為
引用:e-Gov「金融商品取引法」
ゼロカットも、顧客の取引で発生したマイナス残高を補填する行為に該当するため、国内FXでは提供されていません。
海外FXのゼロカット・追証に関するよくある質問
- 海外FXで追証が発生しないのは何故ですか?
-
国内FXでは追証として請求されるマイナス残高を、海外FXではFX業者が補填するゼロカットが採用されているからです。
- 海外FXのロスカット水準は?
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海外FXのロスカット水準は、証拠金維持率0%から100%と各社で異なります。主な海外FX各社のロスカット水準は以下の通りです。
海外FX ロスカット水準
(証拠金維持率)AXIORY 20% Bigboss 20% Exness 0% FBS 20% FXGT 20% FxPro 50% GEMFOREX 20% HFMarkets 20% iFOREX 0% IS6FX 20% LANDFX 0% MiltonMarkets 50% TitanFX 20% TradersTrust 20% Tradeview 100% XMTrading 20% 海外FX各社のロスカット水準 - 追証が払えない場合はどうなりますか?
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追証が発生する国内FX業者で追証を支払えない(支払わない)場合、以下のような対応が取られます。
- 該当するポジションが強制決済される
- マイナス残高が発生する
- マイナス残高を追証として支払う
- 支払えない場合はFX業者から支払いの催促が行われる
- それでも支払わない場合は損害遅延金が発生する
最悪の場合は裁判所から一括請求が届く可能性もあるため、十分に注意しましょう。ただし、ゼロカットを採用する海外FX業者の場合は追証の請求がありません。
- 国内FXでゼロカットはありますか?
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いいえ、国内FX業者ではゼロカットはありません。日本の法律では禁止されている顧客の損失補填にゼロカットが該当するからです。


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